きっと知らない!?総合学科のヒ・ミ・ツ③(「介護総合演習」選択授業インタビュー)
こんにちは! 翔陽高校・総合学科担当のブロクエチームです。
「翔陽高校の総合学科についてもっと知ってほしい!!!!」という思いからスタートした連続インタビュー。
第3回目の今回は、”生活文化・福祉系列”の中の
「介護総合演習」に関する選択授業を取ってきた3年生たちに話を聞いてきました!
選択授業 :
「生活文化・福祉系列」:フードデザイン、ファッション造形、
子どもの発達と保育、介護総合演習など
「食品科学系列」 :食品科学、食品製造、食品化学など
- 「介護」を選択している3年生に聞きました。
Q:なぜその選択を選んだのですか?
A(aさん):将来介護福祉士になりたかったということもありますが、高齢者福祉に興味があったので選びました。
(bさん):(2年生のときは選んでなかったけれど)視覚障害や聴覚障害など、色々な障がいについて学べると聞いたので、3年生から選択しました。
Q:その選択を選んで良かったことはなんですか?
A:中学校の頃に経験した介護実習とは違い、デイサービスや訪問介護で経験できることが本格的なので、すごくいい経験になっています。
学校以外でも、家にいるおばあちゃんを介護する際に習ったことが活かされているので、習って良かったなと思っています。
Q:選択授業の中で大変だと思ったことはありますか?
A:覚えることがとにかく多いです。言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、栄養士など、看護の職業だけでも覚えることがいっぱいあって大変です。
あと、海馬、前頭葉、アルツハイマー型認知症などの専門用語もたくさんあって、とにかく暗記が大変です。
Q:その選択授業で身についたことはありますか?
A:観察力やコミュニケーション力が身についたと思います。身近にいるおばあちゃんに対してだったら、気軽に話せるけど、実習で施設に行くと、高齢者に気を使ったり、周りを見たりしないといけないので、普段意識しない、観察力やコミュニケーション力が身に付きました。
Q:授業での実習内容を教えてください。
A:私は、「ますだハイツ」さんで実習をさせてもらったんですが、1週間の中で、利用者さんのヘアセットをしたり、レクリエーションの手伝いをしたりしました。
また、食事の世話も経験させてもらい、一緒にゼリーを作ったり、食事をミキサーにかけたり、とろみをつけたりと、細かい食事のケアの大切さを学びました。
他にも、おむつの交換や入浴介助など、できることは全部させてもらえたので、いい経験になりました。
Q:印象に残っている実習はありますか?
A(aさん):施設訪問に伺って、一日目はこちらが挨拶しても何も返してくれなかったおばあちゃんが、実習の最終日には、向こうから声をかけてくれたことがうれしかったです。
最終日に、私が「もう、実習終わります」と言ったら、悲しそうな顔で「また来てね」って言ってくれたのもうれしかったです。
(bさん):2年生の時に「介護」の選択授業を選んでいなくて、他の人より知識が無かったので少し不安な思いがありました。
だけど、3年生になって、実習でいろんな経験をさせてもらえた時、「授業で聞くのと実際に見てみてやってみるのとでは全然違うんだ」と感じて、実習の大切さを知りました。
Q:取得できる資格は何かありますか?
A:介護初任者研修終了課程が取れます。この資格は以前の「ホームヘルパー2級」に相当する資格で、介護職における入門資格です。
内容は、筆記と7日間の実習で、私達のクラス全員が取得できるように、今、勉強中です。
Q:授業の雰囲気について教えてください。
A:教科書の内容は、難しいこともたくさん出てくるんですが、授業の雰囲気は、みんなが和ませてくれる、明るく、にぎやかな授業です。
たまに先生がすごくいいことを言うと、生徒たちがスタンディングオベーションで敬意を表すような、楽しい雰囲気で授業をやっています。
Q:教えてくださる先生はどんな先生ですか?
A:下山先生が介護担当の先生です。先生は知識が豊富なので、ひとつの単語についての説明でも、さまざまなエピソード付きで話してくれて、とても覚えやすいです。
(毎週来られる)外部の先生も、私たちと距離が近いので、介護の選択授業はいつもアットホームな雰囲気です。
———インタビュー、ありがとうございました。
高齢者介護に興味を持っているキミ!興味を持ち始めたキミ!!
総合学科の生活・文化福祉系列で学んでみませんか!?