Shoyo Blog

島根県立益田翔陽高校紹介ブログ

「農業クラブ」の会長に話を聞いてみよう!

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翔陽高校には「農業クラブ」という、普通高校にはない独特なクラブがあります。
現会長である3年生の永田君に「農業クラブ」のことを聞いてきました。

 Q:「農業クラブ」とはどういうクラブですか?
農業クラブは別名「FFJ(Future Farmars Japan)」というのですが、農業を学んでいる高校生がつながるための全国組織です。
もともとアメリカで発足した団体で、日本では、農業を勉強する生徒たちが意見交換をしたり、互いに交流して農業を盛り上げていこうという活動をしています。

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Q:具体的にどういうことをしているのですか?
例えば、活動の一つに「鑑定競技」というものがあります。
農業に関する知識を競う競技なのですが、全国から参加する農業高校生が、頂点を目指して頑張っています。
また県や全国で集まった時には、「意見発表」という場があり、高校生が農業に対する想いや各校の取り組みを発表します。
あとは、益田市の保育園・幼稚園児とのさつまいも交流を行っています。市内の5つくらいの園児を翔陽の農場に呼んで、高校生と一緒に芋掘りをしています。

 

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Q:どういう生徒が「鑑定競技」に出場するのですか?
生物環境工学科の生徒と総合学科で「食品加工」の授業を取っている生徒が出場します。
校内大会があり、選抜されたメンバーが、県大会、全国大会と進んでいきます。
去年は僕も参加して、全国大会で入賞(優秀賞)に輝きました。

 Q:すごいですね。試験対策などもするんですか?
高校の授業を聞いていて解ける問題は全体の2、3割で、あとは「鑑定競技」用の対策が必要になります。
例えば、「いちごの表面のつぶつぶは果実であり種なのですが、この正式名称をなんというか?」などの問題が出ます。
答えは「そう果」です。

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Q:なるほど。「農業クラブ」の会長としてどういうことをやっていきたいですか?
2月から会長をやらせてもらっているのですが、選挙の際、「農業クラブ」の学校の中での認知度をもっとあげたいと訴えました。
直接「農業クラブ」と関わりのない電子機械科や電気科はもちろんですが、生物環境工学科や総合学科の中にも「農業クラブ」の活動内容を知らない生徒がいるので、しっかりと校内に活動を伝えていきたいです

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Q:他の農業学校との交流もあるんですか?
はい。先日も「役員養成講習会」というものがあって、県内に5つある農業校が集まって意見交換を行いました。 

Q:他の高校との違いはありますか?
出雲農林高校や矢上高校には”畜産”があるので、それを生かして、移動動物園などの活動をされています。
それは翔陽にはできないことなので、いいなあと思います。
「さつまいも交流」は翔陽以外でもやっている高校があるのですが、規模でいうと、翔陽が一番じゃないかと思っているので、その点は負けていないかなと思います。

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Q:最後に意気込みをどうぞ 
学校内や地域での活動も活発にやっていきたいですし、今年は「鑑定競技」でも全国大会で最優秀賞を取りたいと思います。

---ありがとうございました。